Lawrence Lessig "Laws that choke creativity" 2007
https://www.youtube.com/watch?v=7Q25-S7jzgs
1906 ジョン・フィリップ・スーザ 「蓄音機は音楽の芸術的発展を妨害する」
「小さいときには夏の夜になると家々の前で若者が集って歌を歌ったのに、今じゃ蓄音機が毎日鳴り響いてる」
文化はR/W
蓄音機はRead Onlyにした
look back at the twentieth century
土地と飛行機
不法侵入法では、地下から上空まで保護されていた
地球の裏側は?基素.icon
飛行機ができた。上空は不法侵入なの?
1945年に最高裁が判断。不法侵入ではない
養鶏農家「飛行機を追って鶏が飛び立ってしまう。飛行機は我々の土地の上空を飛ぶな」
最高裁「現代では適用できない。すべての大陸横断飛行がそれに従うと航空会社は大量に訴訟を抱え込む」
最高裁が航空会社の下りも言ってるのかはよくわかない基素.icon
常識(common sense)が法解釈をひっくり返した 放送はコンテンツを広める方法
合法的なカルテルASCAPが音楽の上演権を握っていた
殆どの人気楽曲の独占ライセンスを持っていた
放送局から利用料を撮った
1931-1939にASCAPは利用料を448%にした。放送局はうんざりした
1939年、弁護士のシドニー・ケイがBMIの前身を始めた
1940 ASCAP「利用料を2倍にする」
大部分の放送局はBMIを使い始めた
ASCAP「でも見てる人たちが不満になるに決まってるから戻ってくるだろ。public domainの音楽なんか誰が聞くんだよ」
1941 ASCAP「戻ってこんかった!」
second bestなものを放送していたのに、競争によって合法カルテルを打破できた
インターネットはR/W clutureを再生するきっかけを生み出している アマチュアの文化
素人文化ではない
金のためではなく、自分のしていることを楽しむために作り出す文化
流行りの歌や昔の歌を盛ってきて、リミックスして別のものを作り出す。子どもたちはこのように文化と接している
Remix(MAD)
TVからキャプチャしたアニメに音をリミックスした映像
女性ボーカルの音に合わせてキリストが半裸で街を歩いてバスにはねられる動画
ブッシュ前大統領がバラードを歌う動画
これはpiracy(海賊)ではない
著作権者の許可を得ずにコンテンツを販売/流通する行為を正当化するつもりはない
デジタル技術で他人のコンテンツをもちよって再想像して別の意味付けをする
重要なのは、その技術が大衆化(democratized)したこと
技法はここ50年でTVや映画で培われていたものであるから注目すべきところはそこじゃない
1500ドルのPCがあれば、身の回りのものから音や映像を撮って別の意味付けができる(say things differently)
Tools of creativity have become tools of speech. it is a literacy for this generation. this is how our kids speak, it is how our kids think it is what your kids are.
デジタルへの理解を深めるにつれてそうなっていく
このような新しい文化に対して、法が関係していない(1906のスーザーがリバイバルしてる)
著作権法とデジタル技術は交わりながら、全て違法だという見方が作られている
著作権法の根幹が複製規制なら、事実、デジタル文化では必ずコピーを生み出すことから逃げられない(every single use of cluture produces a copy)。だから許可が必要になる。許可がなければ権利侵害(tresspasser)になる。飛行機が土地の権利を侵害だといわれたように。
常識はこの法への反発する
この議論では、両者の議論が極端だ
一方はYouTubeのようなサイトから著作権で保護されたコンテンツを自動的に取り去る
一方子どもたちは著作権廃止論を広げている
著作権は、対抗すべきくだらないもの
どちらの過激さも間違っている
要はバランス
失敗はどこから来るか
裁判所が受け身すぎる
立法府の堕落
議会の機能を司る影響力の秩序が堕落
政治家は手遅れになるまで問題を理解できない
民間での解決が必要だ
経済的な可能性のあるビジネスをを実現できる解決法
BMIのような解決法
しかし、BMIのときにあったような頼りにできるpublic domainがない
だから2種類の変化が必要
1. クリエイターが、作品を自由に利用できることを指示してくれること
非営利利用なら、いいよというようなことができる
2. R/W clutureをつくってるビジネスが、この文化をはっきりと支持する必要がある
自由なコンテンツという生態系を育て、共存する
「より自由なコンテンツ」と「あまり自由でないコンテンツ」を競争させて、双方が創造性を成長させる
ビジネスに結びつく機会を持った新しいテクノロジーにとってのポイントは、アーティストに支持されること
ビジネスよりも遥かに大切なことがある:このような議論がどう子供と関わっているのか
子供は我々とは違う
技術が子供と我々の世代を異なるものにしている
技術によって生み出される、創造に対する本能を消し去るのは不可能で、できるのはそれを犯罪扱いすることだけ
子供が技術を使うのを止めることはできない。できるのはそれをアンダーグラウンドにおしこめるだけ
それは正しいことなのか?
我々は禁止だらけ時代に住んでいる。暮らしの中の多くの分野において、私達は絶え間なく法に違反している
法に違反しながら暮らすことを知りながら生活を送ることは、堕落に結びつきやすい
でも民主主義の社会ではより良いことができるはずだ。少なくとも子どもたちに対して。ビジネスのためでなくても。